つくる町の仲間たちをインタビュー! who is 前田英章?

こんにちは。中村勇斗(なかむらはやと)です。沖縄各地でサトウキビの収穫が行われてますね。次世代に向けて、サトウキビをはじめとした食べ物の“つくり方”革命に挑むこの人をインタビュー!

前田 英章(まえだ ひであき)さん

沖縄県糸満市出身。1950年生まれ。人にも地球にも薬になる食品作りを目指し農水苑・虹を開く。who made it. さしすせその活動では、食べ物をつくる場を提供している。

薬になる食品作りってどんなイメージですか?

種から芽が出て、やがて実をつけていく。何も無かったはずの所から、新しい命が生まれる不思議な現象。

神の領域とされていた自然の謎を科学者達が解き明かしてきたけど、それは全体のほんの一部。植物が育つという現象には、宇宙とも繋がる大きなエネルギーがきっと働いているんだよ。世の中で起こってきた、科学では説明しきれないような超常現象もその存在を物語ってると思う。

農薬や化学肥料を使わず、心を込めて食べ物をつくると、食べ物に大自然のエネルギーが宿る。栄養表示には表れないけど、無理せずに消化できて少量でも肉体を維持出来る。

こういう食べ物づくりは、手間もかかるし難しいけど、人にも地球にも薬になるんです。今後も、宇宙と繋がる大自然のエネルギーを活かした食べ物作りを続けて、いずれは次世代の人達もそれを使えるように技術化したいと思っているんだよ。

完全無農薬・無化学肥料でつくられる農水苑・虹の珊瑚黒糖

魚のアラやおから、泡盛の酒粕など自然由来のエサで育つ卵鶏。

大自然のエネルギーが人に…なんか別世界の話みたいです。

目には見えづらいけど、人と自然が繋がる現象は誰の身にも起こりうるよ。アスリートがとんでもない記録を叩き出すことがあるでしょう。気持ちがリラックスしていると、体が宇宙と一体化して、本人の能力が最大限に発揮される。

農作業をしてる時もそう。肉体労働だから確かに大変だけど、みんな作業中はいい顔してるよ。特に子供なんか、キャッキャッはしゃぎまわって、エネルギーに溢れてる。それを見ていると、疲れも吹っ飛ぶよ。

一人一人が自分の食べ物を自分でつくるのは難しいかもしれないけど、それに近いコミュニティをここで作りたい。そうすれば、人と自然が一体となって、歓喜溢れる生活がもう一度農業で取り戻せるんじゃないかな。

who made it.さしすせそ「黒糖づくり体験」

黒糖作り体験も楽しかったです。作業よりもゆんたくの時間の方が長かった気がしますが(笑)

今はこの作業が必要だという観察力さえ身につけば、食べ物をつくるのにかける時間はそんなに必要ないからね。数時間作業したら、後はいつもゆんたく。

かつては、縄文時代の狩猟採集民族も食べ物を取るのに長い時間はかけず、精神世界の充実に時間を費やしていただろうね。

火焔土器みたいに複雑な模様の土器は、何らかのお祭りやお祈りのために心を込めて作られたものだろうし、出雲大社みたいな巨大な建造物を建てるのもとんでもない命がけだっただろうね。

人は古代から現代に至るまで、一文の得にもならなくても、心を込めてモノづくりをしてきた。同じ“つくる”でも、見返りを求めて“つくる”のと、魂を込めて“つくる”とでは全く違うんだよ。

魂を込めてつくりあげたモノが必要としている人の手にわたる喜び。クリエーターとしての生き甲斐を縄文時代の人も味わっていたかもね。

前田さんみたいにモノづくりを楽しみ続けるにはどうすればいいですか?

今、ここで何をするか?DOINGが大事。自分の立場を理解して、今ここで出来る事に取り組み続けることです。人から話を聞いて、モノゴトの原理や成功方法を頭でわかったつもりでいるだけじゃ何の意味もないさ。

今ここで出来ることに地道に取り組む中で、こんなこともあんなことも出来るんじゃないか?と自分なりの考えが生まれる。それは、もはや夢物語ではなく、あなたなりの根拠があるビジョンなんです。あなただからこそ生み出せるクリエーティブは、そこから生まれる。

やがて、ビジョンに共感する仲間が集まり連鎖的に新しいモノが生まれる。これが、まさに宇宙と繋がっている状態なんだよ。今、農水苑・虹ではこれが起こりつつあるんです。

いかかでしょう?前田さんに会ってみたくなったあなたは、農水苑・虹で開催されるwho made it. さしすせそ主催のイベントに参加してみて下さい。さぁ、次はあなたをインタビュー!

~募集~

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