つくる町の仲間たちをインタビュー! who is 森田直広?

皆さん初めまして。中村勇斗(なかむらはやと)です。ガンガラーの谷で森の案内人を務める傍ら、学生時代から人のインタビュー記事を書く活動をしています。

ここでは、つくるを楽しむコミュニティ「つくる町の仲間たち」を紹介していきます。まずはこの人!

森田直広(もりた なおひろ)さん

1983年東京生まれ。琉球大学理学部海洋生物学科卒業。東京や沖縄で飲食店を経営後、株式会社ルーツを経て、現在は福祉・ものづくり・食・離島移住と様々なプロジェクトに片足を突っ込みながら活動中。「つくる」を暮らしに Who made it?の発起人。

写真:つくる町のお笑い担当・息子の三千太郎くんとの一枚


なぜ「つくる」をテーマにWho made it?の活動を始めたんですか?


仕事で福祉に関わるようになった事がきっかけです。最初は、福祉の認知度を上げる活動の一環として、who made it?の活動を始めました。当初は、一般企業への就労が困難な障がいを抱えた方が福祉作業所でつくる製品を紹介するつもりでした。

ところが、作業所を見学して考えが大きく変わりました。作業所の方々は、なんだかとても楽しそうに製品をつくってたんです。僕から見たら続けていると飽きてしまいそうな単純作業が多かったのですが、1つ1つの作業に丁寧に取り組んで夢中で取り組んでいました。

“つくる”ことは、人に喜びを与えてくれる。この気づきが当時の僕にはすごく新鮮でした。Who made it?は、ものづくり、食など様々な分野のプロのつくり手と協力して、“つくる”ことの魅力を発信する場としたいと思うようになりました。

“つくる”を誰もが安心して楽しめる場が広まれば、福祉の良さも色んな人に伝わるとも思うんです。一定の配慮が必要な方も安心して過ごせる福祉のような空間は、誰にとっても居心地が良いはずなんですから。

“つくる”を安心して楽しめる。具体的にはどんな活動ですか?

イベントやワークショップを開いています。Who made it?さしすせその黒糖づくりや塩づくりのようにプロの農家さんと一緒につくることもあれば、廃材マルシェのように必要な材料のみが用意されていて、一人一人が自由に工作することもあります。

「伊江島みーぐるましゅ」の古堅幸一さんと塩づくりキャンプ@伊江島

まちの廃材で自由に工作!廃材マルシェ@まちなか工作所bodo 三線ライブも!?

“つくる”ことに正解はありません。何でもありです。いつも真っ先につくり始めるのが子ども達です。子どもにとっては“つくる”ことが目的であり楽しい遊びです。せっかく時間をかけて作ったものも、つくり終わったらほったらかし。それでいいんです。

プロのつくり手が引く補助線をもとに、大人も子供もつくることに没頭していきやがて全員がMakerになる。イベントが終わった後、誰が「そういえば、イベントの主催は誰だっけ?(Who made it?)」とつぶやく位、主催者と参加者の境目がなくなるのが理想です。

まちのえんがわ「浮島じゅーてー」では泡盛バーもつくれた。

※浮島じゅーてーは2019年1月までの期間限定コミュニティスペース。

いつのまにかWho made it?がWe made it! になると。

森田さん自身は、今後何をつくりたいんですか?

今後はもっと“つくる”が日常に存在するような機会提供を増やしていきたい。「ハレとケ」でいうとイベントは非日常の「ハレ」だから、“つくる”が日常の「ケ」の方へ近づいてほしい。

庭木の実を取って食べたい子供が、手が届かなくてもすぐには諦めず、使えそうな材料を探して梯子をつくってみるとか…一度つくったことがあると、出来ることが増えてくるはず。大工から畑仕事まで自分で何でも出来る沖縄のおじいは、そうやって“つくる”経験を沢山積んできたんじゃないかな。

自由につくることができる町営施設の整備や、100名越えたら町長選挙とかもやりたい。町民みんなで町を整備していくためのワクワク感もこれからの課題かな。

いかかでしょう?森田さんに会ってみたくなったあなたは、つくるを楽しむコミュニティ「つくる町の仲間たち」の一員になってコンタクトを取るか、Who made it?のイベント会場で探してみて下さい。さぁ、次はあなたをインタビュー!

~募集~

Who made it?「つくる町の仲間たち」のインタビュー記事をつくりませんか?インタビューは、様々な人の価値観に触れて、自分の可能性を広げてくれます。ライティングでは、伝わる快感を味わえる!Facebookグループ「つくる町の仲間たち」メンバー Hayato Nakamuraまで気軽にご連絡ください。